TMIPスタンダード会員である、三菱HCキャピタル株式会社、AGC株式会社、株式会社ジェイアール東日本企画よりTMIPでの交流がきっかけとなった実証実験に関するリリースが配信されました。
三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役 社長執行役員:久井 大樹/以下、三菱HCキャピタル)、AGC株式会社(代表取締役 社長執行役員CEO:平井 良典/以下、AGC)、株式会社ジェイアール東日本企画(代表取締役社長:赤石 良治/以下、jeki)の3社は、オフィスビルでのデジタルサイネージ広告に関する新規事業の開発に向けて、本日より広告効果を検証する実証実験(以下、本実証)を開始しました。
■本実証の概要
場所:新丸ビル26階・30階(三菱HCキャピタルおよびAGC入居フロア)
期間:第一期2025年1月21日~2月28日、第二期2025年5月1日~6月30日(予定)
各社の役割:
【三菱HCキャピタル】本実証のマネジメント、従業員へのアンケート調査による効果測定
【AGC】「ミラリア®」の手配・保守、従業員へのアンケート調査による効果測定
【jeki】配信機器設置、放映オペレーション、広告主営業、調査設計、広告主の出稿ニーズ検証
©AGC Inc.
「ミラリア®」の設置イメージ
本実証は、新丸ビルに就業する三菱HCキャピタルおよびAGCの従業員を対象に、二段階に分けて実施する予定です。本日から開始した第一期では、両社が入居する各フロアの化粧室に、AGCが販売するディスプレイ一体型ミラー「ミラリア®」を設置します。この「ミラリア®」に、jekiが構築した配信システムで、広告や天気・ニュース情報を表示します。第一期終了後に、三菱HCキャピタルおよびAGCは、従業員への効果測定を実施し、その結果をもとに3社でサービス提供における課題の抽出を行う予定です。なお、表示する広告は、株式会社カネボウ化粧品(ブランド:リサージ)の協力のもと配信するものです。
第二期では、各フロアの化粧室に加えて、オフィスエリア専有部内の他のデジタルサイネージ媒体と連動させ、オフィスビル内での就業者と広告との接点増加による広告主の出稿ニーズを検証する予定です。
今後、本実証の結果にもとづき、事業性の検証を進め、2025年度中のオフィス内デジタルサイネージ広告に関するサービス提供の開始をめざします。また、各社が持つリソースを組み合わせ、丸の内エリアのオフィスビル、商業施設、公共交通機関内に点在するさまざまな広告を連動させることで、より高効率なデジタルサイネージ広告サービスの開発も推進します。新しいサービスの提供を通じて、広告主のニーズに応えるとともに、施設の利用者やビルオーナーにも訴求力のある情報発信を図ります。
なお、今回の協業は、大企業の新規事業創出支援や大企業とスタートアップ、産・官・学・街との連携で事業創出をめざすオープンイノベーションプラットフォーム「Tokyo Marunouchi Innovation Platform (TMIP) 」 における、各社の交流がきっかけとなったものです。