国内・海外の大学・研究機関の技術・人材を活用した
スタートアップに投資する東大系VCファンドのUTEC5号ファンドへ出資
〜起業からIPO&M&A、その先の成長までアカデミア発スタートアップ支援の体制を構築〜

三菱地所株式会社(以下、三菱地所)はこのほど、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(以下、UTEC)が組成したUTEC5号投資事業有限責任組合(以下、UTEC5号ファンド)にLP(有限責任組合員)出資します。UTEC5号ファンドは、国立大学法人東京大学など国内外のアカデミアと連携し、幅広いサイエンスと テクノロジーを強みとするスタートアップに投資します。本出資により、アカデミア発スタートアップを中心に起業段階からIPO・M&A、その先の成長ステージまで支援する体制が整うことになります。

UTECは、2004年4月の創業以来、起業家・科学者・技術者と真摯に向き合い、世界・人類の課題に挑戦するスタートアップへの投資を数多く実行し、成果を挙げてきました。グローバルな市場や人類的な課題に挑戦するスタートアップを創ることを投資戦略とし、東京大学など国内外のアカデミアと連携し、幅広いサイエンスとテクノロジーを強みとするスタートアップにシード/アーリーステージから一貫したハンズオン支援を行っています。丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のオープンイノベーションプラットフォーム「Tokyo Marunouchi Innovation Platform(以下、TMIP)」にも参画しており、産学連携を強化することにより、丸の内エリアにおけるオープンイノベーションも促進します。

三菱地所は、2018年に東京大学と共同で、東京大学の卒業生・研究者・学生の起業を支援するスタートアップ支援プログラム「東京大学FoundX」向け施設を開設・運営することで、主にプレシードと呼ばれる会社設立直後の段階のスタートアップや起業前のチーム・個人の支援を行ってまいりました。
また、先般、東京大学の100%子会社である東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下、東大IPC)が運用する、企業とアカデミア連携によるスタートアップ育成ファンド「オープンイノベーション推進1号(以下、AOI1号ファンド)」に出資することにより、プレシードからシード期のスタートアップ、及び、大企業発のカーブアウトベンチャーの育成支援を行っていきます。
今回、シード/アーリーステージからIPO/M&Aまで、スタートアップの成長にあわせリード投資家として一気通貫で支援するUTEC5号ファンドに出資することで、東京大学をはじめとしたアカデミア発スタートアップを中心に起業段階からIPO・M&Aまで、成長段階に応じて支援する体制を構築しました。

三菱地所では、これらの資金面での支援に加え、個々のスタートアップ各社のニーズや成長段階に寄り添った様々な形態のオフィスを展開しています。「EGG JAPAN」「Global Business Hub Tokyo」「FINOLAB」「Inspired.Lab」などビジネス開発支援付きサービスオフィスをはじめ、拡張ニーズに対応した共用受付・会議室・ラウンジ設置の「プレミアオフィス」シリーズ、スタートアップ向け内装デザインを施した一般オフィス等、ビジネスのインフラであるオフィスの提供を通じ、スタートアップ支援を行ってまいります。

また、TMIPの産官学コミュニティと連携・協創し、スタートアップの開発した技術・サービスの社会実装や、大企業との共同事業開発の促進等、丸の内エリアが持つ、まちの力をアカデミア発スタートアップの皆様に活用いただけるエコシステムづくりを今後も行ってまいります。

 

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